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飯田市立山本小学校

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2020 年 11 月 のアーカイブ

1111校長講話

11月は「仲良し月間」です。それに合わせてお話をしていただきました。

テーマは「みんなで伸びていくために」でした。

1 地獄と極楽のお話。
これは、京都円福寺のお坊さんのお話です。昔、ある人が、お寺の和尚さんに聞きました。「地獄と極楽ってどんなところですか。」すると和尚さんは「地獄も極楽も全く同じじゃ。同じように大きな釜にうどんが煮えておる。奇妙なことにどちらも三尺三寸(1メートルくらい)もある長いお箸を使って食べなければならないきまりになっておる。」というのです。そんな長いお箸で、食べられるでしょうか。目の前にごちそうはあるのに、自分の口に入れようとして少しも食べられず、みんな腹ぺこで喧嘩ばかりしている「地獄」。一方、自分は誰かほかの人に食べさせてやって、自分には他の人が食べさせてくれて、お互いなかよくおなかいっぱいで満足しているのが「極楽」。
さて、「自分さえよければ」はどちらだったしょうか。「地獄」と「極楽」の違いは、何だったのでしょうか。

2 インターネットとナイフのお話。
皆さん一人一人にタブレットが配られました。このタブレットは、皆さんが普段の学習にどんどん使って役立てるように、飯田市ですべての小中学校の子どもたちに入れてくれたものです。タブレットを使って宿題をしたり、離れていても先生や友達とつながって朝の会や授業ができたりするように、大いに活用してください。
とっても便利なタブレットですが、これからインターネットの時代を生きる皆さんに、一つ絶対忘れてほしくないことがあります。それは、「インターネットはナイフと同じ」ということです。ナイフは、物を作ったり料理をしたり、私たちの毎日の生活になくてはならない便利なものです。でも、目的と使い方を間違えると、人を傷つけ命を奪う道具にもなります。ネットも同じ。いや、無数の見えない相手とつながるネットは、1本のナイフより、もっと危険な無数のナイフになる場合すらあります。よく考えないで軽い気持ちで無責任なことを載せてしまう。面と向かっては言えないようなことをネットに書き込んでしまう。誰かのことばにつられて、自分の頭できちんと考え判断するということを忘れてしまう。…そうなると、「自分さえよければ」の地獄にはまってしまいます。そうならないように、今からしっかり勉強していくのです。
今、新型コロナウイルスにかかってしまった人に対して、ひどいことを言ったりネットに書き込んだりすることが問題になっています。これは、「シトラスリボン」と言って、シトラス=柑橘系の産地、愛媛県で始まった、コロナのことでいわれのない差別をしない運動のマークです。私たちは、ネットでも、現実の生活でも、苦しんでいる人をなお悲しませるようなことはしない、思いやりのある人間になっていきましょう。

3 SDGsマーク(Sustainable Development Goals持続可能な開発目標)
世界中の国々が、自分の利益だけでなく、みんなのことを考えようと立てた目標のマークです。それぞれの国が「自分たちさえよければ」とやっていたのでは、だめだ。地球は温暖化して、大災害が起きたり、海が細かいプラスチックで汚染されたり。食べ物を捨てている国もある一方、食べるものがなくて死んでしまう5歳以下の子どもが世界で年間310万人、計算すると10秒に1人。新型コロナも、世界中の問題。みんなの問題をみんなで考えていかないと、地球も、私たち人間も、だめになってしまう。子どもたちに未来の地球をしっかりと引き継がなければ。このように、世界が今、「自分さえよければ」の考えから脱出して、みんなでよくなろうと行動し始めているのです。皆さんは、今のやさしい心をなくさないで、心と体と頭を鍛えていってほしい。そして、今から、まわりの困っている人に気づき、考え、行動できる、いい仲間同士であってほしいと思います。

 

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